夢を、縫う。
私が洋裁の世界に飛び込んだのは
まだ既製服の少なかった昭和の時代。
オーダー専門店を経営していた
母のお手伝いから。
お客様と母のとても幸せそうな
笑顔を間近で感じていました。
そしてお店には華やかで
美しいフランスや
イタリアからの
輸入生地が沢山ありました。
お客様が選ばれた生地で
お客様の好みを聞きながら
デザインを決める。
製図を描き、柄の配置を
考えながら生地を裁つ。
素材に合わせて糸と
ミシン針を決め縫っていく。
一着の洋服が仕上がるまでの作り手と
お客様との気持ちのやり取りが今思うと
とても贅沢な時間だったと感じます。
今、デザインも素材も豊富な既製服で
手軽におしゃれが
楽しめる時代になりました。
手軽に着ることができる
洋服が豊富になると同時に
着物を着る方は少なくなり、
お母さまの着物を格安で売ったり、
捨ててしまったり…
一着の着物が完成するまでに
何人の職人たちの手を経てきたのか
そう思うと寂しくもあります。
私は長い間、
トミー洋裁学院学院長として
トミー式洋裁を教えてきました。
たくさんの洋服を大量生産するのではなく、
多くの経験を活かして思い出のある生地を使い
自分のための洋服を楽しんでいただきたいと
［couturier YOKO］を立ち上げました。
思い出のある着物や
以前に買ったお気に入りの生地を
お好きなデザインの洋服にお仕立てして
おしゃれを楽しみませんか。
畠山洋子
トミー洋裁学院
トミー洋裁学院は、昭和40年代に大阪に最初の教室を開校し、全国に教室を展開しましたが現在では芦屋、難波、岡山、広島など数校、主に通信講座で洋裁を楽しんでいただいています。流行のデザインに挑戦する人、古い着物を洋服にリメイクする人、成長が早い子どもの服作りをする人、中にはペットの服を作る人など年齢・性別問わずたくさんの方が学ばれています。
一番大きな特徴は、製図が簡単・明瞭であること。型紙作りに付き物の複雑な計算をしなくていいようにあらかじめ計算して作られた「トミー式定規」を使えば、身頃、袖、衿、パンツなど多様な製図が自由に描け、しかも補正することなく着心地のよい服に仕上がります。特に既製の洋服が見に合わない方にとても喜ばれています。
トミー式定規
日本人の体形に合わせた目盛の割り出し・計算法で特許を取得したトミー洋裁学院の考案した「トミー式定規」。
6種類の目盛と定規にはめ込まれた斜線・曲線を使って初心者でも簡単＆スピーディーに製図が描けます。
洋裁の醍醐味は作りたい服が形になること。その「作る」作業の中で最も重要なのが製図(パターン)です。しかし洋裁の技術の中で製図が一番難しく、製図が苦手だから洋裁に自信がないという方や、製図が難しくて過去に挫折された方が大変多くおられます。そんな方にこそ使っていただきたいのが、トミー洋裁学院だけのオリジナル「トミー式定規」。
誰でも簡単かつスピーディに製図ができる"秘密"の道具です。この定規を使えばめんどうな計算なしで製図を引くことができ、補正の必要もなく着心地のよい服に仕上がります。ファッション雑誌やスタイル画からの製図はもちろんのこと、子供服・ドレス・ペットの洋服・古着や着物のリメイクまで、様々な服の製図に自由に応用できるので、服作りの楽しさを存分に味わっていただけるでしょう。